江戸時代中期、明和2年の日光御法会之節、日光例幣使街道野州合戦場宿の御方々の、人馬継立書上帳1冊です。この史料を見ると、日光御法会には、多くの御堂上様方が、通行しています。先頭は、「3月26日御楽人様方御通行 此継立 人足53人・馬34疋」に始まり3月27日には、御楽人様方御通行 此継立 人足508人・馬48疋次いで、4月朔日には、青蓮院宮様御通行 此継立 人足1479人・馬54疋さらに、4月8日・４月9日・4月10日・4月11日・4月12日・4月13日・4月14日と各方々の御通行があり、相当長い行列であって、その度に人足が千人を超える日もあったようです。この行列で日光へ向かわれた方々も詳細に記されており、日光御法会の盛大さを計り知る事ができます。本帳はこれらの御通行において、無事継立を終えたことを報告しています。この史料の形態は、32×23㎝もある大判で、本紙は6丁となっています。 詳しいことは分かりませんので、写真をよく御覧になってご入札下さい。